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三条市完成住宅見学会「コンパクトな家はエコ」
暑い暑い と大騒ぎだった今年の夏
9月に入っても暑い... けれど、先日信じられないくらい久しぶりの雨が降って、暑さのレベルは少し優しくなってきましたね。
新潟県内も水不足で稲刈り直前の稲やニシキゴイの池、夏から秋にかけての果物たち...様々なところに影響がでていると聞いて心が痛みます。
ここまでの暑さは私が子供の頃には考えられなかった暑さ。
この20年くらいで ぐーっと地球に大きなエラーが出始めていること、実感しちゃいます。
快適に暮らすために性能を高めた家を建てるはずなのに、
その家づくりが環境に負担をかけてさらに地球を壊すことに拍車をかけていないかな?
自分の空間だけは確かに快適かもしれないけれど、みんなでつかう地球のことまで考えているのかな?
2030年、2050年に向けて どんどん地球が壊れていっちゃうんじゃないかな。
持続可能な世界になっているのかな?
ここ2年くらいかな?SDGsの考え方が浸透して 身近なワードになったように感じます。
そんな今だからこそ自分自身も本質を今一度勉強しなおさなくちゃ
「SDGsウォッシュ(実態が伴わないのに取り組んでいるようにみせかけること = それはそれは恥ずかしいこと!)」になっちゃいそう。
SDGs云々だけでなく みんなが
「ちょっとの工夫とやりすぎないちょうどいい塩梅」を見つけて家づくりをできるようになるとまた違った将来が待っているんじゃないかな、なーんてことを考えた夏でした。
人にも環境にも優しいお家、完成見学会でご体感いただけます
今週末は三条市にて完成住宅見学会です。
先日、設計・小林も話題に上げております、こちらのお宅。
ナレッジライフがずっと大事にしている「夏、建物に熱をため込まない」その建築的工夫を取り入れて建物にも環境にも優しいつくりになっています。
さらに...
建築家の伊礼智さんもおっしゃっています。
「断熱性能だけで住まいを考えるのではなく、冷暖房の総量から省エネを捉え直すと小さな住宅は空間的に消費エネルギーが少ないです。
そう考えると地域によっては ほどほど の断熱・気密性でもよいのではないか、とも言えます」と。
断熱・気密性を疎かに考えていいという意味ではなく、算数で考えるとそもそもコンパクトな体積の空間であれば、掛ける係数が若干ちがったところで結果、大きな差にはならないよ、ということですね。
今回のこちらのお宅、延床面積は約29坪。
ほどほどの数値...といいながらも実は断熱・気密の性能は結構いい数値でております◎
これもコンパクトでシンプルなプランだからこそ、叶えやすいのかもしれません。
そして、何より職人さんたちがきちんと丁寧に作ってくださったから◎
そんな仕事の丁寧さをご確認いただけるのも、完成住宅見学会だからこそ!
30坪を切っていると狭いんじゃない?と心配される方も多いですが「ちょうどいい」サイズ感です。
質のいい、品のいい、小さい家はとても魅力的です。
視線の抜け方や天井高さの工夫でなんとも居心地の良い空間を是非ご体感にいらしてください。
※イベントは終了しています
*あいだの もったいない のコーナー*
勝手にシリーズ化、本の紹介につづいて新シリーズです。
こちら、なんでしょう?
1年半ほどのお建替えの現場。
解体当日の朝、解体屋さんと一緒にお客様のお家に到着すると、解体の際に一緒に処分して欲しいという家財がいくつか玄関に並んでいました。
その中にいた可愛い子!
ケヤキか何か堅い木をくりぬいて作られたお茶道具入れです。
蓋と本体側面の彫り方でデザインが違うのが素敵ポイントです。
こういう手仕事のお道具は 今、手に入れようとしてもなかなか見つかりません。
そしてこのエイジングはこの子だけ!何歳だろう...?
ナレッジライフのお家の床も こういう色になっていくのかな*
立会いしてくださったお父さんに「かわいい!!もらっていいですか?」とお聞きすると
「こんなのいるんか??」とびっくりされながらも快諾くださって、お持ち帰りさせていただきました。
今は新潟展示場でキッチン収納をステキに飾ってくれています♪
使いこまれた自然素材の道具は 艶が出ていい感じ。
あの時出会えてよかった♡
仮住まいの邪魔になるから一旦処分するという、
その冬に新調したばかりというピカピカの雪かき用アルミスコップ(これは本当にもったいない!)とこちらの道具入れを両脇に抱えて、
お父さんにも解体屋さんにも笑われながら春の西大通を歩いたのはいい思い出です。笑
(スコップは我が家で大活躍中です!ありがとうございました◎)
不要なものを「もったいない」からと所有し続けるのは違うと思いますが、
今の場所で不要になっても必要な場所が見つかれば
そこで次の役割を全うしてもらう。みんなが幸せになる道ですね。
実はナレッジライフの展示場、解体するお宅から譲り受けた子、多いんです。
経年変化で味のでてきた自然素材の建物と 年月が経った道具たちは相性ばつぐん。
展示場で是非 見つけてみてくださいね。