新時代の基礎工法｜タイトモールド工法

住宅基礎においても新しい工法が開発されています。

その中のひとつが「タイトモールド工法」（開発企業：司コーポレーション）。

「断熱材でつくられた取り外さない型枠」が特徴の一体型のベタ基礎で、高品質で施工効率化スリム化や工期短縮なども実現できる工法です。

ナレッジライフも今回初めて導入させて頂きました！

白い発泡スチロールのようなものが型枠＋断熱材。

外側と内側で基礎を断熱材でサンドしているので、基礎が出来た後に断熱材を張る必要もなく、そのまま型枠として使えるので、断熱性能も向上。

しかも、この断熱材にはシロアリの侵入を防ぐための防蟻（ぼうぎ）剤｜ホウ酸が練り込まれており、防蟻機能も備わっていて、こちらも出来た後から防蟻剤を施工する手間も要りません！しかも、より安心な10年のシロアリ保証付き！

そして、一番のストロングポイントは施工の効率化スリム化を実現していること。

一般的に使われる金属製の型枠は、型枠を組むのも重量もあり、施工にも労力と時間も掛ります。その点、タイトモールド工法の型枠の素材は、ポリスチレンフォームなので、軽くて持ち運びも楽で作業性も向上します。

工場で製作された型枠パーツが現場に届き、それを専用のピンや金具部材でつなぎ合わせながら組立てていきます。外側と内側の型枠も離れないように金具でがっちりと繋ぎ合わせ、型枠組みが完了。約半日で型枠が組み上がります！

この後に建物の土台と基礎を繋ぐアンカーボルトなどの構造用金物を設置してから、型枠の中と耐盤面にコンクリートを流し込んでいきます。正直、こんな軽い型枠で大丈夫なの？？と僕たちも心配でしたが…

初めての工法なので勝手が違うので戸惑うところもありましたが問題なく作業も完了。終わってみると型枠も問題なく、しっかりとした基礎が出来ました！

一般的なベタ基礎は耐盤面（床下面）と立上がり部分を2回に分けてコンクリートを打つのですが、タイトモールド工法は、1回だけの「一体打ち」。これにより、耐盤面と立上がり部分に継ぎ目を無くし、亀裂が入り水が侵入するリスクもなく、強く安定した強度の基礎になります。

その後、基礎の上面を平らにするレベラーを流し、基礎工事完了！着工してから、掘削や鉄筋組みなどを含めて、ここまで実働で14日！一般的な基礎の施工期間より10日以上も工期短縮できました！

タイトモールド工法の最大のメリットは、型枠を外す必要がないこと。一般的な基礎工事では型枠を外す作業がありますが、その必要もなし！労力や作業時間・人員、工期も効率化スリム化できます。

工期を短縮できるということは、その後の建物を作る工程や仕上げの工程も早く取り掛かれますし、全体の工程も短縮できます。この時期までに建物を竣工して引越ししたい…などのご要望にも応えやすくなります。

現場での作業を減らし職人不足も解消＋工期も短縮…効率化・スリム化しつつ、万全のシロアリ対策と高断熱性能、高耐久といった高い品質を実現した基礎をつくることができます。

住宅を取り巻く様々な要因に向き合い、その中でも安心できる品質をご提供できるよう、住宅業界全体で様々な工夫や取組みがされています。

ナレッジライフも同じ想いで取り組んでいます。

タイトモールド工法のような優れた技術も取り入れ連携しながら、これからの時代に合わせた、永く安心で豊かな暮らしを実現できるような住まいをご提供できるように取り組んでいます。