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永く豊かに暮らせる住まいを実現するための施工メソッド・工夫 vol.02
ナレッジライフの考える
豊かな暮らしを実現する現場施工の取組み vol.2
こんにちは、タナカです。
季節は一気に秋…かと思ったら残暑だったり肌寒かったりと服のチョイスに迷う今日この頃。気温差や気圧の変化など体調を崩されないようお気をつけください。
さて、今回もナレッジライフが考える永く豊かに暮らせる住まいを実現するための施工メソッド・工夫と題して、施工現場に目を向けて、取組みや素材・工夫などをご紹介します。
建物も綺麗な表情が永く続く、愛着のある住まいに。
外壁の上品な表情と耐久性。
今回は、外壁の素材についてご紹介。
ナレッジライフの推奨している外壁仕様は「上品さや丈夫で長持ちな素材」をテーマに選定しています。
既製の外壁材とは違った見た目の上品さやシンプルな外観の印象を創り出し、さらに耐久性のある素材を使い長持ちします。長持ちするということは、塗替えや張替えなどメンテナンスする回数やコスト・手間の軽減・廃棄物の削減にもなります。
施工方法は、塗装の場合、板金屋さんが下地用の外壁材を張って、防水処理。その上に塗装屋さんや左官屋さんが塗装や塗り壁で仕上げる…といった具合に少し手間と時間は掛かりますが、その分品質も長持ちするというわけです。
見た目の上品な表情と耐久性も兼ね合わせた外壁も、永く愛着のある住まいになるひとつの要素だと思います。
新仕様|外壁 漆喰掻き落とし仕上げも登場!
今回、新しい外壁仕様「漆喰掻き落とし仕上げ」を導入し、
現在施工中のお住まいにご採用頂きました!
以前のブログでもご紹介していましたが、
あれから工事も進み外壁部分は完了しました!
↑このBLOGと少し内容が被るかもしれませんが…おさらいも兼ねてご紹介します。
漆喰|消石灰(水酸化カルシウム)を主原料とした塗り壁材と山砂・川砂・細かい石・海藻でできたつなぎ材を練り合わせて造るので、ほぼ自然素材でできた素材。
施工は「左官屋さん」のみで完結!職人の熟練の技と機動力も必要なので、時間と手間も掛かりますが、仕上がりはとても上品でいつまでも見た目の廃れない外壁になります。
施工方法は、
01. 耐力面材+防水シート+木下地張り+防水シート+窓廻りなどの防水処理
耐力面材との間に通気層を設け、外壁内の湿気を逃がして下地が腐食しないように工夫して施工します。
02.その上に「ラス網|塗り材の剥離を防ぐ金網・防火耐震性も向上」を張る
03.塗り材をコテで中塗り。その上に、ひび割れ防止用ネットも張りながら塗る。
04.約2週間の養生期間を経て、中塗りが十分乾いてから、コテで仕上げ塗り
05.半日くらい乾かして、剣山のような道具で表面を擦(こす)って仕上げる
目を引くのは、見た目の美しく上品な仕上がり。少しザラザラした表面は陰影もついて深みのあるマットな印象。数ある外壁材の中でも、このような上品な表情は創り出せません。
足場が掛かっていて見づらいですが、足場が外れ全体が姿を現わすと、もっと上品に見えると思います。また足場が外れたら皆様にもご紹介できればと思います!
見た目だけではなく、二重に防水するので雨等の浸水を防いでくれたり、継ぎ目が無いため耐震性も向上します。
そして、耐久性も抜群。塗替えなどのメンテナンスも特に要りません。初期費用はちょっとかかりますが、十数年毎にかかるメンテナンスコストも削減できるので、これから数十年間永く住まわれることを考えると、かえって安あがりで賢い選択かもしれません。
永く上品な表情が続き、丈夫で長持ちに…
家の顔である外壁の素材にも意識を向けると、家に帰ってきた時に外から見る我が家にも愛着が湧いて、永く豊かに暮らせる要素にもなるかと思います。
このように、ナレッジライフでは、使用する素材についても、見た目の美しさやデザイン性はもちろん、耐久性や持続可能性など、永く安心して豊かに暮らせるよう様々な工夫をしています。
手間や時間は掛かりますが、その分得られるメリットや満足感は永く続いていきます。今後もナレッジライフの考える永く豊かに暮らせるための素材選びや現場施工メソッドをご紹介していきたいと思います!