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2022ミラノサローネへ行って感じたこれからの家づくりで大事な3つのトピック
こんにちは。広報の南波です。
先のブログでもアップされているように、
今年の6月、イタリアはミラノで開催されたミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile 2022)に行ってまいりました!
私は初めての参加だったのですが、聞いていたよりも遥かに想像を超える規模の会場とスケール感に圧倒されました・・・
なんてったって、会場のミラノ郊外の展示場「フィエラミラノ」は東京ドーム約11個分とも言われているそうで。毎日スマホの歩数計をチェックするのが密かな楽しみでした。(新潟でのドアtoドア生活の歩数の少なさを痛感してちょっとこわくもなりましたが…笑)
くたくたになりながらも、見るもの聞くものはどれもが新鮮でしたし、ディスプレイの仕方やメッセージの伝え方にもとっても刺激をもらいましたね。
最先端のデザインや家具インテリア、住宅設備が世界中から集まるミラノサローネ。その中から、私の独自目線で素敵!すごい!いいね!と感じ、これからの家づくりで大事になるであろうトピックを3つ、写真で綴ろうと思います。どうぞお付き合いください!
\3つのトピックはこちら/
topic.01/自然の素材でつくるデザイン
topic.02/サスティナブルなリサイクル素材
topic.03/可変性のあるデザイン
topic.01/自然の素材でつくるデザイン
まず沢山目に留まったのが、工業製品的ではない自然の素材でつくられたインテリアたち。
虫食いの跡を生かしたアートインテリアや・・・
土を素材としたプランターや・・・
木(チーク材)を織り込んだラグや・・・
何度かミラノサローネに足を運んでいる弊社代表の中村も、会場で「木を使ったデザインがかなり増えた気がするね!」と!
アウトドアリビングのシーンを演出したディスプレイでも、バンブー(竹)や木を使ったものも多かったです。
木の家をつくっている私たちにとってはとても親しみやすく、自然の素材は万国共通で心地よさが通じるんだなぁと嬉しくもなりました。
topic.02/サスティナブルなリサイクル素材
今年2022年のミラノサローネの大きなテーマでもあった「サスティナビリティ(Sustainability)」。これは出展社の製品や会場の取り組みなど、至る所で感じました!
100%ペットボトルリサイクルでつくられたファブリック(生地)や・・・
こちらも100%リサイクル素材のキッチン天板
その製品がどのくらい地球に負荷をかけているのか、またはどのくらい負荷を減らしたのかが数字でわかるようになっていたり・・・
これってとても凄いことだと思うんです。
自分たちが作っているものに責任を持っているというか、私たちが変えていくんだ!という気持ちをすごく感じます。
日本でも、リサイクル素材の衣類や、廃棄になるものをアップサイクルした製品を見ることはかなり多くなってきましたが、環境負荷の大きい「住宅建築」の分野で考えるとまだまだだなぁ、と感じました。
ナレッジライフの家も、工夫できるところは工夫して”地球にやさしい”を目指しています。国産の木材だったり、リサイクル素材の断熱材だったり・・・これから各メーカーさんから住宅設備でも、様々な環境負荷の少ない製品が増えることを期待したいところであります!
topic.03/可変性のあるデザイン
コロナ禍を経て暮らし方が多様になった今、家の中で空間やものの使い方を変えられる、というのはやはり多くの人が求めていることなんだなと感じる場面がちらほらありました。
こちらは 使わない時は建具を閉めて、フラットな壁にできるキッチン。海外だと、キッチンやダイニングのサイズ感が大きく、メインの空間になるようなイメージもありましたが、こういう考え方もあったんですね!
そりゃ、家族それぞれ暮らし方は違いますもんね。
スウェーデンのString system(ストリング)も、暮らし方に合わせてカスタムできる仕組みのシステムシェルフ。
このString furnitureのシェルフは新潟のフィンチ&ホームさんでも購入できるようになったとのこと!気になる方は覗いてみてください♪
こちらは洗面ですね。鏡や小物置き、フックなどがカスタムできるものでした。
写真はほんの一部ですが、「少しづつ手を加えながら」「自分好みに変えながら」「変わっていく価値観を受け入れながら」
そんな暮らし方もあるんだなぁ、と伝われば・・・
そして、そんな暮らし方を実現できるお手伝いができれば私たちの本望です。
*
つらつらと長くなってしまいましたが
ミラノサローネでの発見を、家づくりで大事になりそうな3つのトピックで語らせていただきました。
最後までお付き合いくださった方!ありがとうございます♪
おまけ
会場広場のベンチにぎゅうぎゅうにくっついて座るっているのが可愛いイケおじさん達(奥)と、一緒に映りたい間さん。笑
久しぶりの海外、みんな人の目を気にしすぎない おおらかな雰囲気が心地良かったです☺