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ときめき片づけコラム vol.03 ~たたむことで愛に包まれる~
「片づけ」と聞くと難しいイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
すっきりとしたお家にしたい…
心からくつろげる暮らしをしたい…
そんな方へ贈るこのコラム。
日本ときめき片づけ協会認定 ときめき片づけコンサルタントの北嶋茶子さんが全6回にわたって「片づけ」についてお伝えします。
2017.9.1更新
ときめき片づけコンサルタント北嶋茶子(きたじまちゃこ)です。
風が心地よく感じられる季節になりました。秋は、心を落ち着かせ、色々なことにじっくり取り組める季節ですね。
お片づけをするのにも気持ちの良い季節。 窓を開け、自然の光と風を感じながらお部屋も心もお片づけをしましょう。
お日さまにあたると、心がふわっとあたたかく元気になる様に、自然の光や風はあなたの大切なもの、ときめくものをより見つけやすく、感じやすくしてくれますよ。
今回のコラムでは、私が毎日大切にしている、洋服をたたむことについてお伝えいたします。
毎日着ている洋服。
普段、どんな風にたたんでいますか?
今は丁寧に、きれいにたたんでいる私ですが、実は以前はとてもいい加減にたたんでいました。
お恥ずかしいのですが、取り込んだ洗濯の山が部屋の片隅に何日も…ということもよくありました。
仕事で帰宅が遅くなり、洗濯を取り込むのがやっと。
たためたとしても、ふんわりというには程遠く、くしゃくしゃに近いたたみ方。
それも眠い目をこすりながら、1分1秒をあらそうかのように。
誰かたたんでくれないかなぁ、家族はどうして誰もたたんでくれないんだろう、と呟きながら。
そんな気持ちでたたんでいるものですから、タンスにしまった洋服の姿も、とってもかわいそうな疲れた姿でした。
朝、洋服を着た時にも、シワがありよれっとした感じで、洋服にも元気がありません。
今の私の洋服の引き出しはどんな感じかと言いますと、こちらです。
毎日開けるのがとっても楽しみです。
引き出しに入っている時も、着る時もシワはなく、お洋服がとっても気持ち良さそうにしています。
私がいつもどんな風にたたんでいるのか、簡単にお伝えしますね。
良かったらイメージしながらお読みください。
最初に洋服を平らなところに広げて、シミやほつれがないかよく見てあげます。
お子さんとお風呂に入る時、すり傷や青あざを見つけたら
「転んじゃった?」「大丈夫?」
と聞くような気持ちで。
やさしく、やさしく。
次は、手愛ロン(手アイロン)。
手のひらを使って、お洋服を愛情たっぷり撫でていきます。
手のぬくもりでしわを伸ばしながら。
その時に、お洋服に感謝の気持ちを伝えます。
「いつも息子を守ってくれてありがとう。」
「寒かったけど、あたためてくれてありがとう。」
「一日元気に過ごせてありがとう。」
自分の感じた思いを伝えます。
そうすることで、次に自分や家族がそでを通す時、今までとは違うぬくもりを感じることが出来ます。
私は、あたたかな気持ちに包まれている感じがします。
以前は、たたむことはあまり好きではなかったのですが、今は大好きな時間。
自分や家族に、愛や祈りや想いを込められる時間なんだなぁと気づき、大切な、そしてとっても幸せな時間になりました。
これは、たたむことだけでなく、家事やお家のお手入れにも感じている気持ちです。
たたむ時はもちろん、普段何気なく使っているこの手は、感じることも、伝えることも出来る素晴らしいもの。
大切な人と手をつないだ瞬間、心もつながる様なあったかい気持ちになったり、
転んだ時に、傷口をそっと手で撫でてもらうと痛みが和らいだり、
眠れない時に、背中をさすってもらうと安心して眠りにつけたり。
手のぬくもりは安心感や愛情や想いまでも伝えてくれるように思います。
そして、洋服をたたむことは、お料理を作るときのようだな、とも感じます。
お母さんが心を込めて作ってくれたお料理は、優しい味がして食べるとそれだけで元気いっぱいに。
食材選びから、お米をとぐ、まな板の上でトントンと野菜を切る時も、家族へのたくさんの想いが込められているから。
手を通して伝えられた想いが、身体も心も愛に包まれ元気になるのですね。
お料理もお片づけも、自分や家族を愛で包むことなんだなぁ、と感じています。
こんな小さな想いを大切に大切に重ねて、
今日を丁寧に暮らしていけたらいいですね。
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このコラムは日本ときめき片づけ協会認定
ときめき片づけコンサルタントの北嶋茶子さんが執筆しています。
北嶋茶子 公式ホームページ
https://tokimeki-chako.amebaownd.com/
日本ときめき片づけ協会ホームページ
http://tokimeki-kataduke.com/