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永く豊かに暮らせる住まいを実現するための施工メソッド・工夫 vol.05|素材選びと匠の技
ナレッジライフの考える
豊かな暮らしを実現する
現場施工の取組み vol.5
こんにちは、タナカです。
冬らしい天気も段々とおさまりつつ、まだまだ寒い季節がつづいてますね…ただ花粉の季節も感じ、目がシパシパする今日この頃。寒暖差も激しい気候で体調など崩されませんよう皆様もお気をつけください。
さて、今回もナレッジライフが考える永く豊かに暮らせる住まいを実現するための施工メソッド・工夫と題して、施工現場に目を向けて、取組みや素材・工夫などをご紹介します。
素材選びと匠の技。
木を”魅せる”大工の技術力
ナレッジライフの提供する住まいは、人と環境にやさしい自然素材と木の家づくり。おかげさまで、皆様にも認知頂けるようになりました。
国産の木材・自然素材の珪藻土の塗り壁などが作り出す心地よさや年月を重ねても古びない経年美が多くの方々に共感頂いております。
その中でも、ナレッジライフは「木の家」を造ることには、こだわりを持って造っています。
今では住宅建材でも様々なパーツがあるので、木を使わなくても造ることは可能です。パーツを組み立てて取付けるので、施工も簡単です。ただそれでは組み立てるだけの家になってしまう…それでは何か日本の家の良さが出ないのではないか…と感じています。
ナレッジライフでは、窓の枠・建具の枠・収納・造作カウンターなどは「国産の木」を使って造っています。ひと言で「木でつくる」といっても、実際に造るとなると、とても時間と労力が掛かります。また、造る「大工さんの高い技術力」も必要になります。
昨今では建材での家づくりが主流となり、古くから受け継がれてきた日本の木造建築の技術も発揮できる場が少なくなってきました。その分、大工さんの技術継承も中々進まず、その技術を持った大工さんも減ってきてしまっているのも現状です。
ナレッジライフの家を造る大工さんは、みんな高い技術力を持った職人さんばかり。そうでないと中々造れない職人泣かせの手間の掛かる家です(笑)
ただ、出来上がった家を見るとその分洗練された印象になります。それもこれも造り手の大工さんの技術と労力が詰まってるからこそ。木の家というと和風でゴツゴツとしたイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、ナレッジライフの家は、シンプルでシャープなイメージがするというお客様も多いです。
それは、大工さんが見た目が野暮ったくならないように考えながら造っているのも要素のひとつ。例えば、窓や建具の枠を一つとっても、一本一本分厚くならないように、厚みを薄くするために削ったり、木材を繋ぎ合わせて幅広く造ったりしながら、丈夫さと納まりを考えて造ってくれています。
また木を使うことで建物の印象やデザインにもアクセントや個性も引き出すこともできます。そんな要素も「木で魅せるメリット」のひとつです。
「納まり」が綺麗な建築は、とても美しく見えます。「納まり」や最近では「ディテール」なんていう言葉でも言ったりしますが、細部までこだわった技術の積み重ねが、その美しい印象も与えてくれます。そして、何十年と時を重ねても古びない素材と空間の美しさも感じることができます。
とかく、木で造るとなると繊細な技術が必要ですし、何より「良いものを造りたい」という職人の意識や志がないと形にはできません。
僕たちも、木の家を皆様に広く提供していくことで、その技術や想いを発揮できるような場とその技術を若い職人に継承していってもらえる機会になれるよう取り組んでいます。
そんな大工さんたちが造る「木で魅せる」住まい。ぜひ一度展示場でもご体感頂ければ嬉しいです!その時は大工の技術と想いの詰まった細部のこだわりもぜひご確認ください!
>YouTube動画や施工事例などのコンテンツでもぜひご覧ください!
永く心地よく暮らせる木の住まい…ナレッジライフは職人さんの技術と想いも大切にしながら、コラボレーションしながらのより良い住まいを提供できるよう、取組んでまいります。
今後もナレッジライフの考えるこれからの時代を見据えた現場施工メソッドをご紹介していきたいと思います!