BLOGブログ
家づくりで大事にしてほしいのは数値では表せない、感じることで気が付く要素
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はいまナレッジライフの展示場にてこのブログを書いています。
ギャベの上に座り、心地よい音楽が流れ
そして薪ストーブの何とも言えない暖かさと
癒しの炎を見ながら心安らぐ時間を過ごしています。
なぜここでブログを書こうと思ったか、それには下記のような理由が。
性能の数値だけが良い家の判断基準なのか?
最近の家づくりは、何かを忘れてしまっているような気がしてなりません。
いま雑誌やホームページ、インスタ、Youtubeなどで
ほとんどの住宅会社がアピールしているのは性能ですね。
断熱性能は・・・。気密性能は・・・。耐震性は・・・。など
時代背景もあり、必要な要素のひとつではあります。
実は弊社もこうした風潮に囚われて取組んでみました。
結果はどれもいとも簡単にできてそれはそれで良し。
としたのですが、それが良い家づくりの判断基準のようになっているように感じてなりません。
でも本当はたったひとつのピースに過ぎないような気が・・。
いま私がいる展示場は新築から12年以上が経過している建物で、断熱性も当時のまま、気密性も先ほどの考えからすれば良くないでしょう。耐震性も建築基準法レベルです。
ですが、ここで過ごす時間はとても素晴らしく心安らぐもので。
性能のように数値では表すことができませんが、かけがえのない時間なのです。
これはどちらかが大切でどちらかは不要と言うのではなく
家づくりをされる際に、こうした数値では表せない
感じ取ることでしか気付かないことも大切な要素なんだと
もう一度考えなければならない。私が今感じていることです。
ナレッジライフが大切にしてきたことなのですが、何か本末転倒のような気がしてなりません。2023年はもう一度原点に帰って、弊社の家づくりを見つめ直してみたいと思っております。
ナレッジライフの今年のテーマは「不易流行:いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと」ということにしました。
いま私がこのブログを書いている、この空間の「心地よさ」を
もっともっと進化させて皆様にお届けしたいと思っております。
先日、尊敬する建築家の田中敏溥さんより、
素敵なお言葉をいただきましたので紹介します。
「曰く、変わるものと変わらぬものを見極めてブレずに歩めば良いと思います。」
「家は町のもの、町はみんなのもの」ともありました。
この言葉に想いを巡らし、考えてみたいと思います。
数値では表せないものを感じられるこの空間に、どうぞ遊びにいらしてください。
ありがとうございました。