BLOGブログ
木構造を考える。~北山の家~
先日、北山の家上棟致しました。
架構から考えて施工しなけれはならない断熱・通気の概念で
屋根が仕上がるまでに1週間かかりました。
構造は基本在来工法ですが随所に工夫を凝らし
以前当社でもお世話になった構造設計家で著名な山辺豊彦先生
の構造の考え方を踏襲させて頂き、上棟に至りました。
制震の考えを取り入れた制震ダンパーも併せ
ハイスペック。地震波を分散させ躯体を長期保持させます。
ムクボードにて水平構面を構成。耐震補強・・・杢目が綺麗です。
仕上工事でほとんど隠れてしまう事が残念なくらいの美しさ。
伝統工法から実績という名の根拠を頂き、こみ栓打ち。
土台と柱の柱脚を連結します。こちらは地震時の引き抜き
に対して効果を期待します。
伝統工法と現代技術の組み合わせによるまさに温故知新。
仕上がりに期待がもてます。